2021年4月26日月曜日

【五島4-1】若松の瀬戸の絶景が忘れられない!第三の島「中通島」へ

            
五島列島・自転車旅の後半戦。始まりは鬼岳の朝焼けから。
清々しい朝だ。日の出の時間は早く、5時には鳥の声で目が覚める。玄関を開けると、柔らかな光に包まれた。春の肌寒さはもう感じられない。

モゾモゾと出発の支度を始めていると、スミ子さんは朝食の準備をしてくれていた。
朝からとっても豪華だ!いつもコンビニで買ったパンで済ませる我々からしたら、朝からご馳走すぎる。モリモリ食べて、今日消費するであろうカロリーへ有り難く変換させていただく!

朝から他愛もない会話が弾み、次郎ちゃんに癒される。いやぁすっかり実家のような居心地の良さ。いつまでもここでゆっくりしていたいけれど・・・

そろそろ出発しないと!福江島から中通島へいく始発のフェリーに間に合わなくなってしまう。

結局、五島2日目と3日目、偶然の出会いからとってもお世話になったスミ子さん。この旅の一番の思い出になったし、何より五島が帰るべき場所となった。最後、見えなくなるまで手を振り続けてお別れ。本当に幸せな一期一会の出会いだった。

そんなのほほんとした気持ちとは裏腹に、フェリーまで30分ちょっとという状況。少し焦ったけれど、ストレスフリーの快走路でぐんぐんスピードが上がる!

結果的に楽しみながら余裕で福江港まで走り抜けることができた。五島に入った初日とは打って変わった快晴の空。走行時の気持ち良さと言ったら・・・!

そして15分ほどで港へ。
椿の絵がトレードマークの港舎。これで眺めるのが最後かと思うと、急に名残惜しくなる。

しかし、港の先には相変わらず美しい海が広がっている。これからの期待感も高めてくれる爽快な船出だ!さぁ、今日はどんな素晴らしい旅が待っているのだろう。


なんのイベントだろうか?港の島民と船をつなぐレース。修道服を身にまとった女性の姿も五島らしい。なんだか自分たちも見送られている気がして、感情移入してしまった。

とても短い間ではあったが、道中お世話になった人、話しかけてくれた人が思い出される。こんなに人の温かみを感じた旅は、いつぶりだろうか。


どんどん遠ざかっていく福江島。それとともに鬼岳の山容がくっきりする。海から山まで一体となった島の景観を最後まで味わっていた。

甲板には地元の学生がずらりと。帰省なのか?それとも通学なのだろうか?しかし、ジャージ姿だし後者な気がする。フェリー通学なのだとしたら、少し羨ましく思ってしまう。

そうして船に揺られながら2時間ほど、次なる中通島の奈良尾港が見えてきた!

これが驚くほど綺麗な景色。山の新緑と、海のスカイブルーの対比が半端ない。いやぁ降り立った瞬間から、気持ち良さしかなかった。

これで3日連続の良い天気。五島列島では1日でも中日に雨が降れば、旅のプランが破綻してしまうので、とてもツイている!!

それでは走り出そう!しかしその前に、ほとんど使っていないが、テントが邪魔だったので、港に置いて走ることに。これが後々いろんな意味で効いてくる(笑)

まずは港の神木的な存在「奈良尾のアコウ」へ立ち寄り

神社の境内へ行くために、巨木の下を通る、なんとも神秘的な場所。どうやって木の間に道ができたのだろう。木が切断された形跡はなく、その奇観と生命力に見入ってしまった。

それでは、中通島の南部を一周する。まずは五島有数のパノラマとうたわれる「米山展望台」へ。
しかし、港からちょいと標高をあげただけで、もうこの絶景。切り立った海岸線に囲まれて展開する町並みが美しい。

先を急がなくてはいけないのに、何度も足を止めてしまう。気温が上がりきらないGW。風が涼やかで心地よく、旅情が一段と高まるからだろうか。

海抜0mから標高を稼ぎ、普段なら苦しいはずなのに、身体が本当に軽やか。うん、今日は調子がいい!これだけ走ってきたのに、旅の中日が一番調子が良いのは、自転車旅あるあるだ。
そして目の前に現れた絶景に、思わず叫んでしまった!これは「若松の瀬戸」。中通島と若松島を隔てている断崖地形がダイナミックに展開している。

荒々しさと美しさが共存した五島の海が好きだ。瀬戸の間をゆく船もとても絵になっていた。
反対を見渡せば、先ほどまでいた港が一望できる。緑の屋根が海へと覆いかぶさっているようだ。

ひたすらに美しい風景と、自転車で登ったからこそ得られる感動。この上ない充実感を思いっきり味わった。

鼻腔に香る海の香りと、頬を撫でる優しい風、目を満たす溢れんばかりの色彩。

自転車で旅をするからこそ、一切の感性が解き放たれる。無になり、目の前の出会いに専念できる。あの時のアドレナリンで満ち溢れた感覚が、旅から2年経った今でも胸の内にふつふつと蘇るようだ。

〜続〜

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