恵那山へのトラバースルートに見る雪山の野趣!!
標高は2000mを切っているのに、そこは森林限界の稜線で、所々アクセントとなる杉の樹氷、そして雲が厚く、その全貌は望めないけれど南アルプスの山々が広がっていた。
晴れれば、日本百名山を23座を見ることができるらしい。
まさに恵那山の裏側に隠れる秘境エリアだ!
さすがにノートレースのラッセルで往復8kmも増やすのは危険だからね!
NO TRACE NO LIFE!!
また無雪期にでも狙ってみよう!目指せ阿智セブンサミットコンプリート!!
恵那山、大川入山、富士見台高原、蛇峠山、南沢山、編掛山、高鳥屋山
さすがに稜線は冷えたので、小屋の中でお昼を頂くことに!
いやぁ、こういう寒いシーズンでは一際室内の有り難さが身に染みる・・・。
風がないだけでどんなに救われるか・・・!
小屋も綺麗だし、窓からは樹氷も望めて最高でした。
かれらは私たちとは反対周りで回っているらしい。
最初彼らに教わった尾根沿いのルートを進むことを告げると、恵那山までのトラバースルートは少し危ないかもしれない!というアドバイスを頂いた。
こういうことを教えてもらえるのは有り難いけれど、それを言われたら俄然トラバースへ行くしかないよね!!笑
雪山登山のアドベンチャーを堪能!楽しすぎるトラバースルート
樹氷を横目に一本の道を進んでいく。なるほど!さっき教えてもらったように所々道は狭いし、斜面の角度もある!
こうしたルートをさばきながら、冒険していくこの感覚こそ雪山ならでは、なので本当に面白い!!
普段何ということは無い登山道も雪が積もるだけで、180度違う雰囲気へと変わる!
私が雪山に取りつかれたのも、元はと言えば、この雪山の美しさにあるんだよね。
いやぁ、たまらない!!
そして、進んでいけば随所に広がる水墨画のような樹氷の世界が待っていて歓喜!
圧倒的に咲き誇る樹氷原の間に僅かに見える森林限界の緑、そのコントラストが絶妙!
いやぁ、短い区間だったけれど雪山の野趣が詰まった最高のルートでした。
樹氷と森林限界の稜線を進む「富士見台・恵那山パノラマルート」
そして神坂峠へ!無雪期には、舗装路の頂点にあたるところ。ここからが、他の登山者の方に聞いていた尾根沿いのルートだ!
さぁここまで随分、雪山の醍醐味を味わってきたけれど、まだ終わらない!
さぁ急登をガシガシ進んでいく。
この登山で一番斜面がきついが、これまで登山らしい登りがなかったため、脚に力が入る!
最後まで、この雪山の美しさを堪能し尽くした山行、そしてかつて登った中で間違いなくNo.1と言えるほどの素晴らしい雪山だった。
いやぁ、また同じシーズンに足を運びたいし、恵那山系は開拓し甲斐がありそうというのも今日の収穫!!
さぁ興奮冷めやらぬまま下山へ!
行きよりも青空が広がりアルプスも顔を出していて爽快!!
リフト代節約のために、スキーの林道コースを使って下山。
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