まだまだコンテンツがいっぱいの島内巡り
「秘密基地アポロ」を後にすると、この島本当に東端の新谷海岸へと向かう。
オンロードは途中までで、そこから木々に囲まれた小道を歩いていくと
突如美しい海岸へと辿り着く。
ふかふかの砂浜と、限りなく青い海
同じく三河湾内の篠島や日間賀島、渥美半島そして三重県方向など
瀬戸内の多島美を彷彿とさせる景色が広がっていた。
それに加えて、この島独特の侵食の台地と言えば良いだろうか??
荒々しさと柔らかさ、そして美しさが共存する場所。
こういう場所が大好きだ。
島旅においては、どの島にも必ず、こうした穴場があり、自転車で探し回るのが楽しいもの。
個人的には島って旅の可能性の塊な気がする!一つとして同じような島はないからね。
(当たり前の話だけれど)
そして、町へと戻ってきた!
島独自の細い小道を、ごはん屋の看板に釣られて進んでいくと・・・
雰囲気ある古民家が佇んでいた。
うん!お昼はここにしよう!!
店内に入ると、温かそうなおばあちゃんが笑顔で迎えてくれて、ホッと一息・・・。
佐久島の名物「大アサリ丼定食」を頂くことに!!
4種のお刺身もついて、海の幸を堪能できる。
大アサリの弾力と、ほのかな風味
それがトロトロの卵とじとマッチングして大変美味しかった。
ご馳走様でした。
さて、次は「大島」へと自転車を走らせる!
大島へと続く一本道、ここには思い入れがあった。
子供の頃、歩いたことがあって、まだ小さかった私は、あそこまで行くことが冒険のようでワクワクしていたんだよなぁ~…
佐久島の特徴的な場所の一つ。
島へと辿り着くと
この風景を見て一気に懐かしくなる。
「釣りセンター」だ!
そう言えば、
佐久島で一番記憶に残っているのは、父と弟と釣りをした思い出だった。
当時は、下が透けているこの場所を「怖い!」と思ったこと、それを乗り越えて釣りを楽しんだことを思い出す。
この場所は何も変わっていなかった!
どこかホッとすると同時に、自分にもこれから家族ができたら、ぜひ子供と釣りをしに行きたいなぁと感じた。
親の背を見て子は育つもの。
そして大島にも一つのアートが出来上がっていた!!
その名も
『佐久島の庭』
佐久島にある4つの山を表現した造形物を中心に、この区画に
ミニ佐久島と呼ぶべき空間を作り上げている。
様々な色がちりばめられていて綺麗で、どこか不思議な雰囲気のあるこの場所。
水仙が咲き始めていて、その可愛らしい花と、その甘い匂いに癒されました。
春先には梅林となるようで、ぜひその際にも見に行って見たいところ。
そして自転車をまた西港方面へ走らせる!
これで島は概ね一周というところ。
途中、「ノン」と「ビリー」というヤギに癒されたり
「のんびり〜」ね。
カモメの駐車場へと立ち寄ったり
黒壁の集落を抜けるなど
細かいけれど島の雰囲気を感じられたり、見るべき場所は多い!!
そして最後に向かうのは、西港近くにあるアートで、佐久島で一番有名な
「お昼寝ハウス」
綺麗な浜にポツンと佇んでいて、大変趣がある。
シンプルな造形が周囲の風景とコントラストを作っていて
かつ、寝転んだ先には海という、海への奥行きを楽しめる作品!!
シーズンには、ディズニーランド並みに混むらしいが…(笑)
人は少なくて、じっくりと楽しめました!!
(吹き抜ける海風が寒すぎて、お昼寝どころじゃなかったけどw)
島に遊びに来ていた女子4人と写真を撮り合いっこ!
なんと大阪からのメンバーもおり、佐久島で集合したとのこと!
本当に楽しそうで、かつ社会人になっても一緒に出かけられる仲間って大切だよなぁ~
と改めて感じます。今の私にも言えることだ!!
そうして少し心がほんわかした私は、行きに降りた西港へ
黒壁と漁船が作る独特の島の風景がいい。
ふと
弁天サロンという場所へと立ち寄る!
ここは言わば島の休憩場所と言った感じで、喋り好きなおばあちゃんが迎えてくれた。
丁度フェリーの関係で、まだまだ時間があったから長話。
昔の島/今の島の話、ヌートリアが島に増えた話などなど
何気ないローカルな会話を楽しむ!
こういう取り留めのない無い時間が、島旅のよさだったり・・・
次のフェリーまでの多くの時間を過ごさせてもらった。
寒い冬の日没後、温かいお茶とお菓子が有り難かったです。
そうしてフェリーに下船して帰宅。
久しぶりに訪れた佐久島、あの頃の面影と島の情緒を残しつつも、新たに変化を迎えている側面も楽しむことができた。
私の島旅の原点と言える場所。
ここがもっと顧みられて、島らしさが失われないよう活気づいて欲しい!そう切に望みます。
〜完〜
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