思い出の佐久島へ行ってきた!(フォトジェニックなアートな島)
忘れられない思い出があった。
確かあれは、小学校4年〜6年生の夏だっただろう!
その当時、子供だった私から見れば、実家から遠く遠く離れた三河湾にある佐久島へ
毎年、家族と祖父母と遊びに行っていた!!
かれこれ10年以上も昔の話で、断片的な記憶しかなかったけれど、それらは、私が佐久島を再訪しよう!と思わせる程、色鮮やかなものばかりだった。
愛知県の内海「三河湾」
クワガタの頭のような、知多半島と渥美半島に囲われた海
ここには日間賀島と篠島と佐久島、三つの島があるのだが、どういう訳か、毎年佐久島へ行っていた!笑
しかし、私を含め、子供達にとって島というもの自体初めてで、フェリーが新鮮だったのを思い出す。
当時、船に酔いやすくて、少し苦手だったのを覚えているが
改めて乗ってみて納得!相当に揺れる!!
いや、とんでもなく揺れる!!!笑
震度7以上、そして甲板にいると、さながら台風に襲われているように暴風雨に襲われる・・・
私は沖に出る直前に、中へ入ったからセーフだ!
危なかった。。。
佐久島には、東西に一つずつ港があって、その間は2kmちょっと
その数字から相当小さい島なんじゃないか!?と思うけれど、意外とそうでもない。
「島内を冒険できる程度には広い」とでも言っておこう。
西港へ降りて、しばし自転車を走らせる!
かつて降りたのは東港のため、懐かしさはないが、未知な場所なので楽しみではある。
そこには三河湾を見渡す、ひっそりとした沿岸沿いの道が佇んでいた。
波の音と磯の香りを感じながら、海の色を存分に楽しめる。
先ほどまでフェリーにはたくさんの観光客が乗っていたけれど、ここには人っ子一人いない。
島のゆったりとした時間を堪能したいから、このシチュエーションは嬉しい!
そして何やら造形物を見つけたぞ!!
実は佐久島、近年流行している島&アートの先駆けの島でもあって、島の至る所に目を引くアートが点在する。
これは「島のリボン」という作品
島の北部にあって、リボンの頂上からは蒲郡方面を望む良い景色!!
独占状態だったので、自分の秘密基地を見つけたようで、何だかホクホク♪
そのまま進路は東を取る!
道の脇にある侵食された岩盤もアートみたいで見入ってしまう。
そして圧倒的に開ける美しき海に思わず立ち止まる!!
太陽が青い海に降り注ぎ、その照り返しが、とめどなく輝いていた。
本当に心洗われる癒しの景色でした。
ちなみにも、ここにもアートがある!!
その名も「星を想う場所」
星は宇宙に流れているものを重力で引きつけて構成されているという点に着目して
様々なものが漂着して、一緒に打ち上げられる浜を
『星が集まる一つの宇宙』
として表現している作品。
何とも豊かな思考のアートで、それも島の北の果てと言うべき場所にあるのもいい!
この先からは、島のあらゆるところに張り巡らされている林道を進む!
もちろんオンロードではない。
純粋に走ることを楽しむ人にとっては億劫かもしれないが、島旅を楽しむ意味で、私はむしろ、こう言うパターンの方が好き。
そこから、しばらく島独特の植生の道を歩くと、島の東側の集落へと出てきた!
ここで思わず、うわぁ〜〜と懐かしくなる。
かつて3度ともお世話になった民宿「ちどり」
当時、ナルトが流行っていて、サスケの必殺技「千鳥」を真似してた自分がいたっけ!笑
観光に来ていた子供達と、当時の自分が重なるようだ。
毎年海水浴をした場所も覚えていた!
海の生き物を探して遊びまわり、海からお腹をすかして出てきたこと
浮き輪から落ちた思い出、運動後のご飯の美味しさ
今は亡き祖父母との、かけがえのない思い出がよみがえってくる。
今私がこうやって佐久島を再訪することを、あの頃の自分は思いも寄らないだろう。
そして島の東端へと向かう!
ちょっとした丘を上ると、素朴な島の景色に、ふと癒される。
島旅の良さはこういうところ。
木々に囲まれた道の先に、海をバックにしたロケーションが最高だ。
そしてここは極上の癒しスポット・・・!
二階の小窓からは三河湾を一望でき、木々が風を凌いでくれて、寒い冬でも快適だった!!
その居心地の良さから思わず昼寝をしてしまいました。
ただひたすらに、静かな波の音が耳に伝わってくる。
これが何とも心地よくって、ずっと横になっていたくなる。
自転車旅って走り回っているイメージがあるけれど、たまにはこういう時間もいいなぁ〜なんて思います。
結局一時間近く過ごしてしまった。
佐久島のアートの特徴としては、それ単品じゃくて空間で楽しむ作品が多い!
それ故に、それぞれのアートで止まりたくなる。
これが他の島にはない魅力であるし、自転車で効率よく回れる利点であると思う。
そんな島の魅力を堪能するポタリングは後編に続きます!
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