四国の頂「石鎚山」を制す。眼下には雲海と最高のパノラマ。
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天狗岳山頂から四国を見渡す。 |
2日目にして最終日。本日のルートは
こちら
本来ならば、3日間の旅路の予定だったけれど、翌日の天気予報が悪くなるらしく急遽日程を縮めてしまった・・・
結果満点ではなかったけれど、石鎚山を始め絶景を眺めることができ
鎖場や他二座登るなど、精神的に身体的に酷使した旅程だったが、この上なく充実していた!
前日、まったく景色が見えず、やるせない思いで床に就いたのだが
かろうじてではあるが、何と西日本最高峰の石鎚山(1982m)が見えていた!
まだ5時頃である。
周囲はガスが充満していたものの、宿の方曰くこの感じなら恐らく午前中は大丈夫ではないかとのこと。
それならば大丈夫なうちに!と
早朝5時から朝ごはんをたらふく頂いて、6時前には出発した。
登山道からは愛媛県第三位の標高、瓶ヶ森(1897m)が見えていた。
壮大だ・・・言葉も出ない。こんな場所が四国にあったなんて!
さて、実は瓶ヶ森の右側に前日走ってきたUFOラインがある。
しかし、どうもまだ雲に覆われているよう。
果たして今日は見れるのか!?心配は募るばかり・・・
さすがは高山!このクラスになってくると雪山は危険だろうなぁ〜...
この辺りになると森林限界になってくる。
笹の緑が美しい景色が好きだ(*´∀`)
そしてその奥には石鎚山のゴツゴツした険しい山容が伝わってくる。
さて、しばらく歩いていると、いきなり目の前には信じられない光景に出会った・・・
何と雲が山と山の尾根を流れてエンジェルフォールみたいになっている。
何とも神秘的で神々しい。自然の織りなす絶景に感動!!
実は、ここからでも、かなりの展望。
石鎚山系の山々と瀬戸内海、西条市街をすべて望むことができる!
そして、この成就社・・・
石鎚名物「鎖場」の出現の目印でもある!!
この社を超えた先に待つ過酷な登山ルート...
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鎖に足をかけながら、約60〜70度の傾斜を命綱なしで登っていく。 |
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奮闘する後輩!!「絶対無理!」と拒否していたのが嘘のよう笑 |
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下を凝視したら終わりです。足がすくまない勇気と行動力が重要。 |
所々、これ死ぬんじゃないか・・・!?
って思いながら、70度くらいの急勾配を命綱なしで鎖に手をかけながら登っていく。
局面での精神力と運動神経が問われる、まさに命がけの戦い。
実はこれをしたくて石鎚山に登りたいというのもあります!
だって登りきった時の達成感が段違いだから!!
ちなみに怖くなったら、もちろん鎖場を経由しないルートもあるので
エスケープも問題ありません。
何という高度感。完全に雲の上だ...
そしてお気づきだろうか!?この写真の後ろにはまだ峰がある・・・
そう!この山頂の先には、真の山頂・ラスボスの天狗岩。
かつて一回、石鎚山を登った時は、雨・時間・精神を鑑みて断念しているこの真の山頂。
今回は絶対に行きたいと思っていた。
以前よりも格段に高所に対する恐怖を克服している。
難なく進んでいくことができた!
途中、ゴツゴツした岩場ばかりで滑りやすかったが、やはりスリルがある方が楽しいもの。
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もはや岳というレベルでなく、横にせり立った岩盤だ。 |
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敢えてギリギリまで行ってみたくなる自分。笑 |
そして、ようやく天狗岳山頂(1982m)へ到着だ!!
ここが西日本の最高峰!ようやく制覇することができた。
眼下には、四国の山々と、松山〜西条まで四国の北西部はほぼ見渡すことができる。
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森林と限界とがコントラストした緑溢れる山並み・立ち込める霧・町・海。
極上の絶景が出迎えてくれた。 |
さあ石鎚は制覇したものの、これからのUFOラインが本番だ。
素早く下山して自転車を楽しみたい!!という心が抑えられず足が速くなる。
あれ!?いつの間にかガスがかかってるぞ・・・汗
この時点で午前9時頃。
予定されたよりも早く霧がかかってしまったらしい。
だからこそ我々は、早起きして登った甲斐があったというもの。
登山から3時間半後、ようやく麓のロッジへ戻ってきた!!
まだ10時くらいだし、楽しむ時間はたっぷりにある。
ここに泊まれたことで、余裕を持ってプランニングできたし、快適な時間を過ごせた。
美味しいご飯はもちろんのこと、部屋に自転車を入れさせて頂いたり、楽しい会話をしながら色々な情報を頂くなど、感謝ばかりだ!
ガスが晴れているか不安だが、先には進むしかない。
本命はこの超級山岳道路だし、帰るにはこの道しかないのだ!
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途中の「いさこい峠」では、遅咲きの桜が咲いていた。
いやあ、こんな時期に咲いているとは〜...(*´∀`)良いものが見れたものだ! |
瓶ヶ森の登山口がある「しらさ峠」まではガスが全く掛かっておらず
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休業中の山荘しらさを通り過ぎる! |
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西日本屈指の山岳道路が尾根に沿ってワインディングしながら広がっている。
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瓶ヶ森を背景に。 |
いやはや、ここまでずっと登りだったが、スカイラインが凄すぎてテンションが上がりっぱなしで全然疲れなかった。
ガスが出ていないとこんなに高度感のある素晴らしいスカイラインなのだ!!
さあ、ここから瓶ヶ森への登山に移行する!
せっかく来たので妥協したくないという思いからの判断。
一周1時間もかからないため、ついでに登りに行くというのが可能っぽいからという理由もある。
昨日、苦労しながらこの標高1600mを上がってきた賜物だ!
しかし、あいにく登山直後にはガスに見舞われることとなった(;´Д`)(またか!?心の声
一部一部ガスの切れ間が現れると絶景が垣間見える・・・
さっきまで居た石鎚山は見えないけれど、高山地帯ならではの草原の風景は爽快だ!!
結局、ガスの中を一心不乱に進む!
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何も見えないです・・・ |
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そのせいで山頂がショボく感じる・・・ |
これで本日2座目だが、体力的にはすごく余裕がある。
登る標高が少ないというのもあるが、体力がついてきたというのもあるかもしれない!
というのも、この2日目間で、社会人になって付いた脂肪がなくなり、体が研ぎ澄まされている感覚が出てきた。
いやはや、今後も定期的に自転車&登山でシェイプアップしていかなければ!!
下山してもガスは晴れないものの、高山ならではの景色は楽しめた!
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