2017年7月21日金曜日

【飛騨信州旅2-2】乗鞍後半と秘境を巡る旅

            

二日目後半戦。


場所は岐阜高山と長野松本の県境から始まる。

天気はガス時々一瞬晴れ。


この素晴らしい展望道路に来て痛い状況だ。


とはいえ立ち往生している訳にはいかない。

自転車で旅へ来ている以上、ペダルを回して進む他ないのだから。


幸いにも、真っ白な景色の中にも、時折風に煽られてガスが切れる瞬間がある!
そこから顔を覗かせるエコーラインも、それはそれで情緒があった。

何というのだろう。
雲と同じ高さにいる自分。
非日常の世界へ来ている感覚。
山が病みつきになる理由の一つ。

結局、ルートは悩んだけれど
このまま、ここにいても恐らく天候は回復しない。
松本側から登ってくるチャリダーに、エコーラインの下は晴れていると教えてもらった。
なら進むべきは一つだ!

エコーラインを降りて乗鞍山麓を一周するルート。
事実上、この道を降りれば、往復する以外に帰るルートは一つしかない。
かなり過酷だが、こちらを選択することにした。

さて、7月という真夏だというのに、まだまだ雪が残っている乗鞍。
 雪の回廊とまでは行かないまでも、珍しい光景にテンションが上がらずにはいられない!!

なんて高さだ!!
俺の背の高さは優に越えてるぞΣ(゚Д゚)

標高2500m付近は、このように路肩に雪が積み上げられ日本の四季から取り残された世界がある。

これを見れただけでも価値がある。

しかも、更に驚くべきは
真夏なのにスキーをしている人々がいるということ( ゚д゚)ハッ!
この暑い暑い時期に天然のスキーを楽しめるなんて最高である(*´∀`)
ちなみに、スキー板を担ぎ、自転車に乗って下ってくる強者も発見した(笑)

 いやぁ、楽しかった。
ガスが出たり途切れたりするのも相まって、目まぐるしく変わる景色
真夏を感じさせない気温のなかを快適なダウンヒル。

極上な時間だった。
森林限界が終わると、景色は少し見劣りするが、それでも暫くこの快適な時間は続く。
なんて言ったって20km以上も下るのだから。

おっ、ここは( ゚д゚)ハッ!
かつて私も拝見させてもらっている自転車ブログ「自転車百景」で見つけたポイントだ!

その写真がこれ(自転車百景から転載)
緑も素晴らしいが、やはり紅葉(≧▽≦)
うん!秋もまた来よう!!(笑)

だいぶ下ってきた。標高2000mは下回ってきただろう。
さっきまで、あの山頂にいたのが信じられない。
下からだと雲の上にいるように見える。
まさに自転車を使ってワープしてきた感覚だ!

さあ、ようやくエコーラインの入り口へ来た。
およそ標高1700m地点。
ここでもまだ、高度感がある!
そして情報通り、下は良い天気だ。
上の状況が嘘みたいだった。

100mが長い(笑)

ようやくレストハウスへ
ここで、お昼にしよう!
本日、3食目の食事はカツカレー(・∀・)
美味しかったが、さすがに観光地価格!
大盛りで1400円近くしてしまった(笑)

さお、お腹いっぱいになったらリスタート!
まだまだ長い!
ここからは林道を経由して、白骨温泉へ向かう。

実は、その道も「上高地乗鞍スーパー林道」としてツーリングスポットとして知られているが
まさに荒れた林道。ロードには酷道だった。

しかも、標高2700mまで上ったあとの上り、まさに脚力の勝負。
中々辛い戦いだが、少しの辛抱だ!

ようやく白骨温泉へ来た。


続く道程も過酷だが、ここまで来たら入らないという選択はない。

白濁したお湯は秘境の温泉感を出す。
湯加減は適温で、この時期でも快適に入ることができた。
しばしの安らぎの時間( ´∀`)

さて、残るは上高地。
白骨温泉から国道へ抜けて北上する。
やはり水が綺麗。信州の自然の中を楽しむ。

さて、この先の国道は、何本ものトンネルが設けられ、チャリダーにとっては危険地帯だ。
結局、7〜8本のトンネルを通過した気がする、、、。

しかし、上高地を示す標識と

最後の関門「釜トンネル」
(ここからマイカー禁止)
これを越えれば、上高地が待っている。
あと少しだ!と気が楽になっていたはずが、すぐに打ち砕かれた。笑

それもそのはず、、、最後の関門は全国屈指のトンネル「釜トンネル」。通称釜トン
マニアの間では有名な凄まじいトンネルだった。
(詳しくは、こちらのブログを参照http://yamaiga.com/tunnel/kama/main.html

簡潔に言えば、勾配11%が1.3kmに渡って続く激坂トンネルである。
まだ終わらないのか、怖い。キツい。シンドい。
そんな感情がせめぎ合う。

しかしトンネルを越えると、そこは別世界だった。
まさしく秘境。

 あのトンネルは、俗世と秘境を繋いでいる
たった一筋の道だったのだ。

上高地で乗り入れられる末端にある河童橋
(最後は押して入ります)
上高地の名物と言えるこの風景。
 めちゃくちゃエメラルドグリーンの川が広がっていた。
どうしたら、こんな美しい宝石みたいな色になるのだろう。

そして奥には北アルプスの山々があり、
上高地は、日本の屋根に抱かれた渓谷なのだ。
 乗鞍とはまた別の、日常と隔絶された空間だった。

またゆっくり来てみたいと思う!
決して楽しみ尽くさないのが、自転車旅の醍醐味だ。
また来たいと思える。
これこそが次の旅のきっかけとなる。

上高地から帰る途中、何故か不思議と惹き込まれてしまった風景。
 周囲の緑もだが、水中の藻が良い味を出している。

釜トンネルは、怖いくらい急だった。
気持ちいいくらいスピードが出る。
本当にこんなトンネル、よく上ったものだ。

さあ、ここからが大変だ!
温泉街の平湯まで、ひたすら峠道が待っている。

安房峠(標高1800m弱)まで荒れた九十九折の連続を行く。
自動車専用道路が開通しているため、滅多に車は来ない。
 孤独ななか、ただひたすらに上っていく。
暫く我慢していたが、この峠も本当に長い。

最後は、少しハンガーノック状態で、精神的にも切れかかっていたが、何とか辿り着いた。
 本日2回目の岐阜・長野県境。

本当に自然しかない。そんなところ。
しかし、2日間でこんな遠くの山奥まで来れる自転車って凄い!!

下りを迎えて、ようやくその雰囲気を楽しむ余裕が出てきた!
緑が美しい。そして自然って雄大だなぁと感じる。特に、自転車に乗って、この自然をパノラマで感じると。

 自分以外誰もいない。人工物は、道と自分だけ。

 まさに、紅葉が絶対に美しい場所。
これが色づいている姿を想像しただけでも楽しくなってしまう風景だ。

随分と下ってきた気がする。
少し雨も降ってきた頃、ようやく平湯の温泉街が見えた!!
 このときは思わず吠えてしまったよ!嬉しすぎて。
ようやく戻ってきたという感覚。そして、どこからともなく湧き出る安心感。


ハンガーノックも目前だし、腹ごしらえが急務!
前回乗鞍へ来たときも寄った「あんき屋」

ここの名物がとてつもなく旨い!!!
国産豚の朴葉味噌焼き定食
 豚もたっぷり入っているし、独特の風味と甘辛い朴葉味噌が絡んで、ご飯が進みすぎる!!
無我夢中で平らげてしまった。

すごく幸せな時間。自転車で消耗したからこそ、何倍も美味しく感じられるってのもあるだろう。

しかし、店を出る直前、いきなりのゲリラ豪雨(;´Д`)
平らげたはいいが帰れない。
 やっと街へ出たとはいえ、まだ上りもあるし、宿までは10km近くある。
しかし、立ち往生しても、この状況が打破できるわけではない。

小雨になったところで、思い切って出発した!
すると、そのまま雨は弱くなり止む方向に進んでいく。
今回の旅は、雨予報ながら運がついていたというのも大きいところ。

国道沿いには花たちが咲き乱れる。


もう夜だ。
完全に暗くなる前にゴールできて良かった。



平湯トンネルを越えると、あとは下るだけだ。
今日は本当に長い一日となった。とても疲れたが、心地よい疲れだ!

とても充実していた!!今日みたいな素晴らしいツーリングが出来る限り、これからもどこまででも走りに行こう。
そう切に思った一日。
私の自転車旅は終わらない。

とうとう明日が最終日だ。

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